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磯田健一郎はジャパニーズ・アンビエント不朽の名作『オシレーション・サーキット』で知られる日本の作曲家。当店が刊行した雑誌『HOJO』創刊号では巻頭インタビューを収録。毎日映画コンクール音楽賞も受賞した劇伴作家であり、自らのユニット『といぼっくす』では細野晴臣と共演、矢吹紫帆ともメディテーションアルバムを制作しています。本作は、1990年に発売された『マジエルの星』に収録された「マジエルのまどろみ」にフォーカス。Apollon レーベルからリリースされた一連のニューエイジ・ミュージック作品群から珠玉の楽曲をチョイスし、現代的制作手法であらためて再録音された作品です。自らの演奏に加え、サキソフォンの大家である大城正司の演奏、さらには自身でフィールドレコーディングした自然音を追加。『マジエル』とは、宮沢賢治の童話集『注文の多い料理店』に収められた『鳥(からす)の北斗七星』から引用。各楽曲タイトルも宮沢賢治の諸作品からインスパイアされ、宮沢作品の空気感に通じるイノセントで儚い音世界を作っています。ひたすらに心地よいミニマルミュージックのシンプルなシーケンスと、リラックスした空気を纏う淡いメランコリックなメロディが絡み合う。これまでの彼の作品に共通するように、シンプルでありながらも転調や旋律線のずれにより有機的に変化していく楽曲は、何度聴いても新鮮な印象を聴く者に与えます。氏による30年越しのモダンアンビエント決定盤が、ついにリリース。お聴き逃しなく。[大澤&高橋]
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