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Land's End Eternal [Vinyl]
ミネアポリス出身のサックス奏者/即興演奏家/作曲家、Cole Puliceの2025年最新作が、LAの【Leaving Records】よりリリース。
3作目となる本作では、初めてエレキ・ギターを導入。サックスとの繊細な対話によって、新たな質感を伴った瞑想的なアンビエント・サウンドスケープが丁寧に描かれています。これまでの作品でも追求してきたサックスの音の曲線美に、ギターの柔らかく実験的な響きが加わることで、より豊かで、まるで光線のように瞬く共鳴が生まれています。「A Hidden Nook Between Worlds I, II, III」では、牧歌的なフォーク・ジャズの香りから始まり、雨粒がそっと降るような静かな揺らぎへと移ろい、やがて日没の切なさとともに哀愁を帯びたメロディーが現れ、光の粒子の中へと溶けていく。続く「In This & Every Life」は、屋外に放置されたグランドピアノのフィールド録音と、親密なフェルト・ピアノの録音が重ねられた子守唄のように、柔らかな音のレイヤーに包まれます。ラストを飾る「After the Rain」は、9分間にわたる祈りのようなチェンバー・ジャズ曲。湾岸地域を襲った大雨の直後に書かれたこの曲は、人生の過渡期に現れる潮の満ち引きと、それを乗り越えていくためのささやかな奇跡のようなものを、静かに、そして深く描いています。夕暮れ時や、1日の終わりにふと耳を傾けたくなる。そんなアルバムです。[GRRRDEN]
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