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LAの新生アンビエントジャズクインテットSMLのデビューアルバムが、シカゴの名門〈International Anthem〉からリリース。Anna Butterss(ba)、Jeremiah Chiu(syn)、Josh Johnson(sax)、Booker Stardrum(per)、Gregory Uhlmann(gt)による豪華なクインテットによって、2023年にその幕を閉じた西海岸ジャズと即興音楽サウンドの集積地、LAの「ETA」で2夜連続で録音された長編即興演奏のコレクションとして始まり、再構築された探究的な新興ジャズ・シーンのマイルストーン的作品。オーガニックとシンセティックの間を行き来するようなグルーヴ、サックスの柔らかなメロディー、歪んだシンセとエレクトリックベースの重厚感は、シンプルでミニマル、かつダビーでありながら、多様な音楽の要素が織り込まれた美しく心地よい音のタペストリー。Miles Davisの影が見え隠れし、Herbie Hancockの宇宙的な航海へのオマージュも捧げられたりと、先人たちへの敬意や文化の文脈を継承しつつ、先鋭的なアプローチを持ってインテリジェンスな品性を香らせながらも、軽快さと親しみを感じる一枚。おすすめです。[GRRRDEN]
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