ゲーム音楽、クラシック、アンビエントや環境音楽を手掛ける作曲家、Takaoによるセカンドアルバムが【EM Records】からリリース。

2018年のデビュー・アルバム『Stealth』、そしてそのセルフリメイク『Stealth (Gold Edition)』に続く3作目となる本作『THE END OF THE BRIM』は、普遍的な聴きやすさを理想に掲げ、しなやかなリズムと印象的なメロディー、洗練されたハーモニーが織りなす、幻想的で心地よい音の世界が展開されています。DJ eminemsaikoとの制作過程で試行錯誤を重ね、堀池ゆめぁ(Music Room)、クリステル・ベレ(Fall)、藤本敦夫(Main Theme / カラード・ミュージック)がヴォーカルで参加。さらに、ミツメの川辺素や細野晴臣、ムーンライダーズらの作品に携わるエンジニア原口宏も制作に加わり、アンビエントを軸にしつつ、煌めく音の断片や空想的なポップの要素が星屑のように散りばめられた、美しいサウンドスケープが広がります。

本作は一見すると個人的表現としての「ソロ」アルバムですが、委嘱作を手がける職業音楽家へのオマージュが込められており、「職業音楽家としての自分」を通して自身の音楽理念を描く多層的な仕組みが組み込まれています。装丁画は大谷透、デザインは坂脇慶、解説は柴崎祐二が担当。未来に向けて、静かに愛されることへの願いも込められた作品です。[GRRRDEN]