エレクトロニック・ミュージックとジャズをブレンドし独自の作品を生み出し続けるJameszooが、オランダのコンテンポラリー・アンサンブル Asko|Schönbergとタッグを組んだコラボレーション・アルバム『Music for 17 Musicians』を、Flying Lotus率いる【Brainfeeder】からリリース。本作には、打楽器グループ HIIITのパーカッショニスト Frank Wienk や、自身のバンド「Blind」のメンバーも参加。過去作『Blind』で探求した「音楽から演奏者や作曲者の存在をどこまで切り離せるか」というテーマをさらに深め、Kit Downes、Matthew Bourne、Niels Broos らの演奏データをもとに、自動演奏ピアノをアルゴリズムで制御。人間の即興に近い自由さを音楽に組み込んでいます。電子音楽と生演奏が交錯し、ジャズとコンテンポラリー・クラシックの境界を探るような、シネマティックかつ躍動感に満ちた実験的作品。タイトルはSteve Reichの名作『Music for 18 Musicians』（1978）へのオマージュとなっています。[GRRRDEN]