Kankyo Records

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[再入荷]
世界の先鋭電子音楽シーンをリードする現代の名門〈PAN〉より、南インド・カーナティック音楽にインスパイアされたMarina Herlopの2022年産声楽エレクトロニカが待望のLP化。

自らの声やピアノをきめ細かくエディットし、目まぐるしく展開し続ける ── 2000年代以降に勃興したこうした手法の鮮やかな最新系であり、その魅力を再発見させてくれる本作。ここで注目したいのは、彼女の過去のアルバム2作は同様の手法が用いられていない、ほぼ純然たる"クラシックの影響下にあるシンガーソングライター作品"だったということです。確かなコンポーズ能力と歌唱力を武器としてきた音楽家が、エディットワークを習得し、根本からその作風をアップデートした作品 ── そう捉えた上で本作に触れると、エディットひとつひとつに張り巡らされた繊細なケアや、個々の展開の必然性に気づくことができるでしょう。

現代の電子音楽ファンのみならず、2000年代に国内外のエレクトロニカや菊地成孔周辺のシーンに熱中した方々にもぜひおすすめしたい作品です。[TOMC]





  • Pripyat [vinyl]
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