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NYの【Mississippi Records】から、惜しくも2023年に亡くなられたエチオピアの修道女、作曲家、ピアニストの”Emahoy Tsege Mariam Gebru”による深遠で深い感動を呼ぶ初のヴォーカル・アルバム。
本作は、政治的な激動と混乱の中「知恵、喪失、喪、追放」についてピアノの演奏とともにラジカセに向かって直接歌われたホーム・カセット・レコーディングです。1977年から1985年に録音された8曲の歌は、愛するエチオピアを離れるときの心の痛み、1974年の革命とそれに続く祖国のテロへの反省、そしてエルサレムへの将来の亡命の予感を歌っています。
エチオピアの伝統音楽と西洋のクラシック音楽のバックグラウンドがミックスされた彼女の音楽は独特なメロディーとリズムが特徴的で、特に本作の録音がこれまでのリリース作と異なる点として挙げられるのは、窓の外の鳥のさえずり、ピアノのベンチのきしむ音、エマホイの指がレコードのボタンを押す音などが豊かに響き、録音しているアーティストの近くにいるような感覚を与えます。また、アムハラ語で歌われる歌詞は詩的であると同時に、亡命の重みを感じさせます。とはいえ決して暗すぎるわけではなく、穏やかな曲調と歌声が希望を感じさせてくれます。
生誕100年となる年にリリースされた彼女のキャリアの最後を飾る本作が、多くの人に届くことを願います。16ページのフルカラーブックレット付き。推薦作品。[Hタカハシ]
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