邦人ニューエイジの精力的なリイシューを続けるマドリード＜Glossy Mistakes＞より、知られざる希少環境音楽が35年ぶりの再発。宮下文夫や喜多郎と同じくFar East Family Band出身の彼が設立した自主レーベル＜Green & Water＞より、同名の海洋映像作品(LD)のサウンドトラックとして’86年に発表された本作。シンセサイザー奏者としての卓越した技術を軸に、時おり豊田貴志(バイオリン)や村上 “ポンタ” 秀一(ドラム)を交えた楽曲群はメディテーティヴのみならず、思わず心奪われるメロウネスや切なさも滲みます。アルバムとしての起承転結も練られた、まさに名盤と呼ぶに相応しい一作。[TOMC]
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