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東京都出身。高橋幸宏(YMO)率いる「OFFICEINTENZIO」での活動を皮切りに、坂本龍一やJazztronikらのツアー/レコーディングに参加。ソロ名義・koeosaemeとして米【Orange Milk Records】やバルセロナの【angoisse】などから作品を発表し、国内外の映像作家や実験音楽家とのコラボレーション、映画・インスタレーション・舞台のための音楽制作など、多岐にわたる活動を展開しているRyo Yoshizawaによるカセット作品『Lilas 』が、Kankyo Recordsからリリース。
私たちは普段、ウェアや香りのようにお気に入りのものを身につけ、自分らしさを表現しています。音楽もまた、記憶や感情を呼び起こし、目には見えない余韻をまとわせる存在と言えるでしょう。
本作は、そんな「音をまとう」という感覚から生まれたアルバムです。テーマは「自分の中に存在するミューズのためのカラーパレット」。五感を通して感じたものを永続的に保持するという発想のもと、それぞれの楽曲タイトルはパレットのカラーコードを示しています。
東洋の桃源郷を思わせるような、穏やかで透明感あふれる瞑想的なサウンドスケープが広がり、その中で作家の多彩な音楽表現が繊細に息づいています。水墨画のように淡く澄んだ響きとクリアな電子音が交差し、有機的な音色と無機質な断片がゆるやかに行き来する。
たゆたう音風景の中には、熱帯雨林の奥深くで生まれるみずみずしいビートや、宇宙的な広がりを感じさせる楽曲も散りばめられています。アンビエント、ジャズ、現代クラシカル、実験音楽の要素が交錯し、それぞれが儚くも鮮やかに姿を現しては消えていく。
音の粒が戯れるように自由自在に音色を奏でながら、幾重にも重なる余韻が世界を織りなし、聴き手を柔らかく包み込みます。音を纏うことによって生まれる、内側の感情や余韻を丁寧に紡いでいくような——軽やかさと深みが共存する、心地よく夢幻的な音の世界が広がる作品です。[GRRRDEN]
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